• テキストサイズ

Stay Gold〜翔と智のラブラブ新婚日記

第17章 ロンドンからの刺客(笑)、の巻





「…ねぇ、亀くん…奥さんとなんかあったの?」



そんな亀を見て、智くんが心配そうに言った



「…こんなコト言うと何だか悪いんだけどさ…アンタらは良いよな…元々子供が出来なくて」

「え…?」



智くんの瞳が、ちょっと悲しげに揺れる

俺は智くんの手をそっと握ると亀の方を向いた



「何だよ、イキナリ」

「…うちさ、結婚してもう直ぐ5年なんだよ。

俺は、自分ももう30になったし、そろそろって思ってるんだけど…」

「奥さんは、乗り気じゃない?」



亀は深く溜め息を付くと、ビールを一気に飲み干した



「……ふぅ…乗り気じゃないどころか…

“勝手な事言うな、一年近くも色んな事の制限を受けるなんてゴメンだ、片付けたい仕事が山ほどあるのに、私は妊娠してる暇なんかない”

…って、凄い剣幕でキレられたよ(苦笑)」

「……」



悲しそうに顔を曇らせて俯く智くん

俺は握った手を反対の手で握り直して、愛しの妻の肩を抱き寄せた


亀は、そんな俺らを横目で見ながら、相葉くんから受け取ったお代わりのビールを

カウンターに置くことなく、また、一気に飲み干した



/ 1714ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp