第17章 ロンドンからの刺客(笑)、の巻
翔くんはじっと僕を見詰めたまま話しを続けている
(なんか、ドキドキしてきちゃった///)
「……うん、じゃあ、後でな!」
そう言って電話を切ると、翔くんは携帯電話を僕のポッケに戻した
「ニノ、来るってさ」
「ぅん///」
「ん?どしたの智くん?」
「ん〜ん、何でもなぃ///」
(翔くんに見詰められてドキドキしちゃったなんて、恥ずかしくて言えない///)
「えぇ〜?どうもしないのに、そんなに可愛くなっちゃうの?俺の奥さまは♡」
「んん〜、可愛くなぃもぉ〜ん///」
「可愛いぃ〜!」
「やぁ〜ん、可愛くなぃい///」
何時もの掛け合いに突入する直前で、ソレを遮る様に亀くんが言った
「マジで、早く行こうぜ…俺、正直しんどくなってきたわ(苦笑)」
「「何が?」」
「……もう、良いけどさ(苦笑)」
亀くんは僕の組んだ腕をポンと叩くと、またちょっと寂しそうに苦笑いした