第17章 ロンドンからの刺客(笑)、の巻
僕は亀くんが気の毒になって、わいわいヤキモチを妬いて叫ぶ翔くんに言った
「翔くん、そんなに怒んないで?一緒に行こ?」
「一緒に行くのは構わないけど、腕組むことは無いでしょうに!!
智くんは、俺のなんだからっ!!!///」
「うん、勿論僕は翔くんだけのモノだけど、亀くん、奥さんが居なくて寂しいんだよ。ね?」
僕は、亀くんの顔を覗き込んだ
一瞬、ちょっとポカンとすると、亀くんは、またニッコリ笑った
「え?…あぁ、そうそう(笑)」
「そうそう、じゃねぇよッ!!今のぜってー違うだろがよッ!!!(怒)」
怒りながら亀くんと反対側の僕の腕を掴む翔くん
「智くん、離れて!ソイツには100%下心があるっ!!」
「もぉ、翔くんったら…亀くんにはちゃんと奥さんが居るんだから、そんな訳ないでしょ?」(←いつも通り危機感がZERO(笑))
「そんな訳あるのっ!!!///」(←そして、いつも通り気苦労が絶えない(笑))
「…なんか良いな…お前ら(笑)」
亀くんはちょっと寂しそうに笑うと、僕の腕にしがみ付く翔くんをまた引き剥がした
「さ、行きましょう」
「あ、はぃ…」
「うがーーーッ!!手ぇ離せぇえーーーーッ!!!(怒)」
「翔くん……はぃ♡」
「おぅ…///」
僕は亀くんと腕を組んだまま、翔くんの手をムギュっと握った