第17章 ロンドンからの刺客(笑)、の巻
たぁちゃんちで、子供が欲しいだとか、そんなの無理だとか
そんな話をした数日後の、バイトがお休みの日
その日は、たぁちゃんちでお茶会がある日では無かったので
僕は、自宅からちょっと遠い、外資系のスーパーにお買い物に来ていた
「やっぱり、品揃えが全然違うなぁ…」
翔くんに、タマには変わったモノを作って食べさせてあげようと思って来たんだけどちょっと遠出して来てみたんだけど
何時も行くスーパーの倍くらい広いし、品揃えも豊富で、珍しい食材が沢山並んでいた
「こんなトコに翔くん連れて来たら、大変だろうな(笑)」
ソレこそ、アレもコレもって言って、あっという間にカートが一杯になってしまいそうだ
(でも、ちょっと困るけど、そんなトコもカワイイんだよねぇ///)
翔くんの事を思いだしてニヤケル顔を押さえながら店内を物色して回って居たら、見覚えのある後ろ姿が…
「アレは…まさか…」
遠巻きに正面へ回って、顔を確認する
「やっぱり!亀くん!!///」
「え?…あぁ、智さん!」
ソレは、先日行った新婚旅行先のロンドンに住んでいる翔くんのお友達だった
彼には新婚旅行の間、お宅をお借りして泊まっていて、とってもお世話になっていたので
僕は早速お礼を言った
「この前は本当に有り難う御座いました」
「いいえ、此方こそ、大したお構いも出来ませんで」