第16章 夫婦喧嘩は犬も食わない?、の巻
「具合どう?」
「いや、大分楽になったよ…ホントにゴメンね智くん(汗)」
夕方までベッドで横になっていた翔くんが、漸く起きて来た
本人が言う通り、顔色も随分良くなったみたい
「あんまり無茶しないでね?
酔っ払うのは良いんだけど、カラダを壊しちゃうと大変だから」
「……さ……ささ…」
「ん?翔くんどうし…」
「さぁあーーとしくぅううーーーーんッ!!!///」
ガバッ
「Σうわっ?!」
突然奇声を発して僕に飛びかかる翔くん
僕はそのまま床に押し倒されてしまった
「もぉ〜…どうしたの急に(苦笑)」
「だってだって!智くんッ!!///」
「僕が、なに?」
「だいっっっっ好きだぁあああーーーーーッ!!!!////」
「……(苦笑)」
僕は翔くんに何時も通り抱き潰されながら
こんなに大声を出しても平気なんだから、お夕飯は食べれるかな
なんて、思っていた