第16章 夫婦喧嘩は犬も食わない?、の巻
「…え〜っと、豚しゃぶ用のお肉は…と」
「何かお探しですかッ!!///」
「…え?」
何時もの店員のお兄さんに声を掛けられる
「あぁ、えっと今日は豚しゃぶのお肉を…」
「ロースが良いですか?バラが良いですかッ?!///」
「え、えと…出来れば両方…」
「かしこまりましたッ!小ゝお待ち下さいッ!!///」
「え?でも………行っちゃった(汗)」
目の前にあるから良いですって言うと思ったんだけど、お兄さんはマッハで裏へ行ってしまった
数分後、お肉のパックを抱えたお兄さんが戻って来た
「お待たせ致しましたッ!!豚しゃぶ用のロース肉とバラ肉ですッ!!!///」
「あ、ありがとぅ…って、またすんごくお安くないですか?!///」
ま、また100グラム50円(汗)
「良いんです!あ、因みに国産の黒豚のお肉ですぅ〜♪///」
「Σえぇッ?!そ、そんな良いお肉をこんな安くして大丈夫なんですか?!」
「ええ、大丈夫ですぅ〜♪///」
「……(汗)」
(ほ、ホントかな?)
本当にそんなコトして怒られないのかなぁと思いつつ、お礼を言う
「何時も済みません…どうも、ありがとう(ニッコリ)」
「////いいいえ、何時でもどうぞッ!!!」
何時も通りに(笑)真っ赤になるお兄さんにもう一度お礼を言って、スーパーを後にすると、元気な声に呼び止められた
「さとちゃぁ〜ん!!」
「あ、妹さん!」
振り向くと其処には
満面の笑顔で手が千切れちゃうんじゃないかって位の勢いで手を振っている妹さんが居た