第16章 夫婦喧嘩は犬も食わない?、の巻
「おじさん、こんにちわ♪」
「おぉ〜、お兄ちゃん、今日も可愛いねぇ///」
「ふふ、有り難う♪えっとね、レタス頂戴?」
僕は何時もの八百屋さんへ行くとレタスを買った
「はいよ!今日はレタスだけかい?」
「うん」
「じゃあ、きゅうりをオマケしちゃおう♪」
「えぇ?良いの?きゅうり今高いのに…」
「イイのイイの!ちょっと母ちゃんに叱られるだけさ!」
「うふふ、オジサンったら(笑)…何時もありがとうございます(にっこり)」
「////おお、こんなのお安いご用よっ!!」(←?)
僕は何時も通り赤くなったオジサンに手を振りながら八百屋さんを後にした
(ついでだからお夕飯のお買い物もしちゃおうかな?
…妹さんまだみたいだし)
僕は急いで近所のスーパーへ向かった
「お夕飯何にしようかなぁ?」
スーパーに到着した僕は、早速の入口脇に置いてあるチラシを手に取って店内を物色し始めた
(妹さんも一緒だから、鍋なんて良いかも♪)
普段は翔くんと二人きりだから、家でお鍋をすることは殆どなかった
別に、一人鍋だってする人はするんだから、やっても良いんだけど
以前ニノと相葉ちゃんがうちに遊びに来て鍋をした時に、翔くんが
「やっぱ鍋は大人数で囲むのが一番だよねぇ〜♪」
とか言っていたのを聞いて以来、何となくしていなかったのだ
(…僕なんて、二人以上で暮らしたコト無いから良く解んないけどさ)
確かに、大人数でわいわい鍋をつつくのは楽しい
まぁ、一人増えたから大人数かって言えば、そうでもないかも知れないけど(笑)
「今日は豚肉が安いみたいだし…よし、豚しゃぶにしよっと♪」
僕はお肉コーナーへ向かった