第14章 それぞれのバレンタイン♡、の巻
「本当に簡単だったなぁ…智くんのはまだ時間が掛かりそう?」
「うん…まだちょっと掛かるかな?この後焼かないといけないし…」
智くんはレシピを見た
「そっかぁ…ゴメンね?智くんばっか難しいの作らせて」
「そんなの謝るコトないのに(笑)」
「だってさ…」
智くんは俺の横にすすっと擦り寄ると、下から俺の顔を覗き込んだ
「じゃぁね…キスしてくれる?」
「ん?」
「キス!…ねぇ、僕手が空かないの…翔くん、僕を抱きしめて?」
「Σだっ…!!////」
そそ、そんなかわゆく抱きしめてなんて…!!!///
(キスだけじゃ物足りなくなっちゃうでしょうがぁっ!!!////)
「…だぁ〜め。
まだ作ってる途中なんだから、今はキスだけね?」
「……」(←また口に出してたのかと思っている)
俺は仕方なく、チョコの前に智くんを召し上がりたいのを我慢して抱き寄せると
可愛く突き出された唇にキスをした
「うふふ///やる気が百倍アップしちゃったぁ〜♡」
「えへへ///マジでぇ〜?」
「当たり前じゃぁ〜ん!しょぉくんのぉ、ちゅーはぁ……」
「俺の、ちゅーはぁ?」
「…僕のぉ……元気のもと♡
きゃっ!言っちゃった♡///」
「あぁ〜っ!!さとちかわうぃい〜ッ!!!/////」