第14章 それぞれのバレンタイン♡、の巻
「そんな訳無いじゃん!!!」
俺は思いっきり胸を張った
「智くんが作る物はどんなモノだって、宇宙一美味しいに決まってる!!」
「……(苦笑)」
智くんが微妙な笑顔を見せた所で、お湯が湧いた
「あ、お湯沸いた〜!」
「じゃあね、ソレをボールにあけて?」
「はぁ〜い!」
自分のチョコを作りつつ、的確に俺に指示を出してくれる智くん…
めちゃめちゃ格好良い
「智くん、素敵ぃ〜!!///」
「うふふ…また智くんに戻ったぁ(笑)」
「んが(汗)」
どうも、興奮すると“先生”呼びを忘れてしまう
そんなコトを繰り返すコト暫し
俺のチョコはあっという間に出来あがった