第14章 それぞれのバレンタイン♡、の巻
「はぁ〜ぃ、では作りまぁ〜す♡」
「はぁ〜い、智先生♪」
手作りチョコキッドを購入した翌日
俺達はさっそくチョコ作りに取り掛かった
「ぃやぁ〜ん、智先生だって///」
「だって、先生じゃん!宜しくお願いしますよ、智センセ♡」
「ん〜、翔くんにそんな風に言われると、なんか照れちゃうぅ////」
はぁ〜、何でそんなコトで照れちゃうの智くん…
無茶苦茶可愛いやないかいっ!!///
「智くん、可愛い〜♡」
「あ、先生じゃ無くなったぁ(笑)」
「あ゙」
しまった、つい…
「ぅおほん!…初めは、何をしましょう?先生」
「んもぉ…智くんで良かったのに…///」
智くんは恥ずかしそうにそう言うと、チョコキッドの箱を開けた
「翔くんのはね、チョコを湯せんで溶かして型に流し込むだけだから…まず、お湯を沸かして?」
「はぁ〜い!」
言われた通りにお湯を沸かす
「あと、何すれば良い?」
「ん〜…タルトの型を並べとく?」
「はぁ〜い!」
俺がタルトの型を皿の上に並べていると、智くんが自分の作品に取りかかった
「…それは、難しそうだね?」
「ん〜…でも、材料とか初めから分量だけ入ってるし、大丈夫だよ…不安?」
「へ?なにが??」
「だから、僕の作るマカロン…美味しく出来ないかも知れないでしょ?」