第14章 それぞれのバレンタイン♡、の巻
「うっ……くく、首、首っ…!!(汗)」
「ゴメンねニノ!
ニノがそんな辛い想いをしてるなんて知らずに僕バレンタインだとか言って浮かれててッ!!////」
「ぃ、良いから……く、首ッ!!!(汗)」
「…しのぶちゃん、抱きつくのは羨ましいんじゃがのぉ…
ニノの首、締まっとるぞ?」
「……ん?」
たぁちゃんに言われて顔を上げると、僕に抱きつかれてるニノの顔が今度は青くなっていた
「わぁ!ご、ゴメンっ!!////」
「………殺す気ですか、まったく(汗)」
ニノは首を擦りながら僕を軽く睨んだ
「……ごめん////」
しょぼんって頭を下げる僕の顔を両手で挟んで持ち上げると、ニノが言った
「ちゃんと抱きしめてくれたら、許します」
「うん!解った♪」
僕はニノを今度は優しく抱きしめた
「あぁー!いいなぁ!ニノいいなぁ〜!!///」
「…ニノ言うなや、クソじじぃ(怒)」
「Σおぉっ?!お前家長に対してクソじじぃとは何事じゃっ!!」
「もう、跡取りじゃないから関係ないもんねぇ〜」
ニノはたぁちゃんに向かって、可愛くベーっと舌を出した