第14章 それぞれのバレンタイン♡、の巻
「…でね?相葉ちゃんずっとお家に帰ってないんだって」
「ふ〜ん…着替えとか風呂はどうしてんだろう?」
「近くに銭湯があるんだって。着替えはニノが届けてるみたい」
「そっかぁ…外食業は大変なんだねぇ……あ、智くんこれは?」
「ん?どれ?」
今日は土曜日
俺は今、智くんと二人でバレンタインデーのチョコの材料を求めて無〇良品に来ていた(←完全、猫の趣味です(笑))
去年の初めて過ごした、智くんと二人っきりの甘いバレンタインデーのチョコは
当日お互いに買ったチョコを交換したんだけど
今年は二人で作ってみようって事になったからだ
(まぁ、二人で作るったって、結局智くん任せだろうけど(苦笑))
俺は、俺が渡した手作りチョコキットの説明書きを真剣な顔して読む智くんの横顔をガン見した
(うぅ〜ん可愛い♡)←笑
「…そうだなぁ…
僕、マカロンは作ったコト無いけど、これだったら出来るかも……ん?なに??」
俺がガン見している事に気が付いた智くんが、ちょっと眼を見開いて驚いた様な顔をした
「…くわっ」
「くわ???」
「くぅわわいぃいいーーーっ!!!////」
「Σんきゃっ?!」
智くんの余りにも可愛らしい挙動に耐えきれず、手作りチョコキッドごと智くんを抱き潰す