第14章 それぞれのバレンタイン♡、の巻
「バレンタインのチョコ、かい?」
「うん!たぁーちゃんはぁ、何時も奥さんから貰ってた?」
バレンタインのチョコの話をニノにまともに聞いてもらえなかった僕は
お茶会の会場(要はたぁちゃんち(笑))に着いて早々に、今度はたぁちゃんに話した
「うぅ〜む、わしの歳じゃとのぅ、そう言う習慣は無かったでのぅ」
「ん〜…そっかぁ……どうしようっかなぁ…」
「まだそんなコト言ってるんですか?」
ニノはさっきから不機嫌そうにお茶をすすっている
「…ねぇ、ニノさ……もしかして、バレンタインとか、嫌い?」
「別に…興味ないだけですけど?」
ソレにしては、なんか様子が…
「あ、そうか!解った!!」
「…何が解ったんです?」
僕はニノの手をお茶のカップごと握ると言った
「ニノ、寂しいんだ!」
「はぁ?ナニ言ってるんですか?///」
赤くなった…やっぱりだな(笑)
「相葉ちゃん、バレンタインとかそう言うイベントの時、仕事が忙しいんでしょう?」
「…さぁね、知りませんよそんなもん///」
ニノは赤くなった顔を隠す様に頬杖をついてソッポを向いた