第13章 智の青いおもひで、の巻
「ぬぉおおーーーっ!!
さぁあーとしくぅうぅうーーーんっ!!!(号泣)」
櫻井翔(間もなく30歳)←しつこい
只今、愛しの奥様と同級生の間男を乗せたバスを爆走して追撃中
「ざどじぐぅうーーーんっ!!!(号泣)」(←既に人様にお見せ出来ない風貌になってます)
走るコト数十分、バスが停留所に停まった
「はぁ〜はぁ〜ぜぇ〜ぜぇ〜…ざ、ざどじぐん…」(←取り敢えず鼻をかんで下さい)
膝に手をついてぜーぜー肩で息をしていると、智くんと間男が仲良く手を繋いでバスから降りて来た
「Σうっそんっ!!!」
まだ手ぇ繋いでたの?!
てかバスの中でずっと繋いでたりしてたっ??!
嘘でしょぉおおおっ??!!
(俺のっ…俺の可愛い智くんがっ…!!!)
ままま、まさか…
「う、浮気…」
Σがふっ!!
自分で言っといて傷ついちゃったっ!!!(号泣)
「嫌だぁ〜!智くん捨てないでぇ〜!!(超号泣)」
俺はふらつきながら仲良く手を繋いで歩く二人を尾行した
暫く行くと小洒落たアパートの前で二人が立ち止まった
一言二言話してその建物の中に入って行く二人
「う、嘘…もしかしてココって…」
間男の部屋っ?!
「そ、そんな…智くん、何で…」
何故に間男の部屋なんかに…?
「Σんはっ!!ま、まさかっ!!!」
同窓会なんか嘘で、初めからコイツと逢う為だったんじゃ…!!