第4章 奥様(♂)を家族に紹介! の巻
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俺は智くんの手を握り直して
二人で向かい合って座り、両手を繋
いだ
「智くん…大好き」
「翔くん…僕も大好き」
「えへへ…智くん♡」
「うふふ…翔くん♡」
世間様はこうゆうのをバカップルって呼ぶんだろうなぁ(←その通り)
でもそんな事愛する二人には関係無い!
「さ、と、し、くぅ〜ん♡」
「しょ〜おくぅ〜ん♡」
二人で意味も無く名前を呼び合う…良く解んないけど、めっちゃ幸せ♡(←笑)
それから俺と智くんは、俺の腹の虫が抗議の音を立てるまで手を繋いで名前を呼び合っていた
「そうだ、それとね」
智くんお手製の激美味しい夕飯の後
その後片づけをしながら、智くんが言った
「今日妹さんからメールが来たの、お母さんに僕の事話したって」
「あ、そうなの?」
(何で俺に連絡しないんだ妹!)
「やっぱり、初めはかなり驚いてたみたいだけど
僕の写メ見せたら納得したとか、良く解んない事言ってた(笑)」
(いいえ、よっく解ります)
「母さん何か言ってたって?」
「うん、家には男の子が二人いるし孫も居るから好きにしろって言ってたって」
(まあ、そうだけど(笑))
「父さんにはまだ?」
「うん、まだ話してないって」
(そうか…まだか)
智くんは晩酌セットをテーブルに置いて俺の隣に座った
「大丈夫かな?」
智くんが不安げに俺の顔を覗き込む
「大丈夫…だいじょばなくても大丈夫」
「ふふ…何それどうゆう事?」
俺は、可愛くクスクス笑っている智くんの手を握った
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