第4章 奥様(♂)を家族に紹介! の巻
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(俺はなんてバカなんだ!!
智くんは俺の為にわざわざ弟なんかとお買い物に行ったっていうのにっ!!)
「そっか…それで弟を家に呼んだんだね…」
「呼んではないけど?」
「…はい?」
智くんは俺に抱かれたまま小首を傾げた
「なんか急に弟くんが来てね
んで、翔くんのお洋服買いに行こうと思ってたから丁度いいなぁって…
あれ?
そういえば、何しに来たのかな、弟くん??」
「……」
…あの野郎(怒)
「…智くん、今度弟が来たら丁重にお帰り頂いてね」
「何で?」
「何ででも!!」
だって、俺の妄想が現実になる危険が!!(←“ええやないか”ってやつっすか?(笑))
「とにかくダメなのっ!!」
俺は智くんの肩をわしっと掴んだ
「たとえ弟でも男だぞ〜!
他の男とお家に二人っきり何てダメなんだぞ〜!!」
「もう…翔くん弟くんにまでヤキモチ?///」
智くんはちょっとほっぺを赤くして言った
「おバカな翔くん…僕は翔くんしか見てないのに、何でそんなにヤキモチ妬くの?///」
だって智くんが可愛過ぎるからっ…!!
「だって…智くん…」
「だってじゃないの、翔くん」
「うぅ〜…智くん」
「なぁに?翔くん」
にっこり笑って俺の手を握る智くん…むちゃくちゃ可愛い
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