第12章 しのぶと呼ばれたの~♪、の巻
思いも寄らず現れた僕に戸惑った様子の相葉ちゃんに、何故ココに居るのだと聞かれて答えようとしたら、たぁちゃんがやってきた
で、僕を「しのぶちゃん」なんて呼んで甘え始めたものだから、相葉ちゃんは益々混乱してしまったみたいだった
(…どうしよう…また楽しくなってきちゃった///)←笑
僕は状況が呑み込めずにポカンとする相葉ちゃんに言った
「じゃ、行こっか、相葉ちゃん♪」
「い、行くって…ドコに?」
何処って決まってるじゃん♪
「ニノを、取り返しに♪」
言いながらたぁちゃんと腕を組んで歩き出す
そんな僕らを見て呆然としている相葉ちゃんに「早く」と声を掛けると、相葉ちゃんが慌てて付いて来た
「ね、たぁちゃん。今からニノのトコに行くの?」
「いや、一回VIPルームまで戻って、パーティーが始まったら彼には和也の控室で待っていて貰う」
「僕らはどうするの?弟さんは?」
「あやつもそろそろ着く頃じゃろう…サプライズの始まりじゃ!」
たぁちゃんが楽しそうにニヤリと笑った