第12章 しのぶと呼ばれたの~♪、の巻
相葉くん考案の「ハニーにハニーをお届作戦」は、本気なんだか冗談なんだか解らん内に進行して行き
俺は取り敢えず花屋に特大の花束を注文して家に帰った
智くんの居ない部屋で、うつ伏せに寝転がる
「…………メールしよう。」(←笑)
もう、何十件目か解らない愛してるのメールを智くんへ送る
暫くすると、智くんから返信が来た
「え〜っとなになに?
…今日はメールはもうお仕舞い?
暇なのでお迎えが来るまで寝ています?!
眼が覚めちゃうとイヤなので、ケータイの電源はOFFっちゃいますぅ??!
な、何ですとっ???!」
確かにお迎えの時間までまだ結構あるし、暇なのは解るけど…
「電源OFFっちゃったらイザッて時困るでしょうが??!(汗)」
慌てて電話をするも時既に遅く…
「つ、繋がらない(汗)」
智くぅ〜ん(泣)
そして
まんまと寝過してしまった智くんは約束の時間を過ぎても現れず
やっと連絡がついた時はタイムリミットを過ぎていて、智くんはその晩も帰れなくなってしまい…
俺は、二度目の今世紀最大級の雄叫びを上げることとなったのだった。