第12章 しのぶと呼ばれたの~♪、の巻
「でもさぁ
智くんがニノの身代わりになるって言い出した時は、俺心配で…
…帰って来なかった時なんかさ、もう、死ぬかと思ったよ」
嬉しさ余って、ソファーの上にて致してしまった後、俺は愛しの智くんの激うま手料理を思う存分食いまくり、お代りしまくり
ついでにベッドで智くんをお代わりした(←笑)
一緒に暮らし始めてから、智くんと二晩も離れ離れになったのは初めてで
もっと言えば
先日の誘拐騒ぎ以前は夜一緒に居なかった事は一度も無かった
おまけにその、殆ど経験した事が無い智くんの居ない寂しぃいいーーーーい夜を
俺は二晩続けて車の中で過ごしていた
(…そう言えば、ベッドで寝るのも、二日ぶりだな(苦笑))
智くんが居なけりゃベッドの上でだって、ロクに眠れる訳無いけどとか思っていたら
情事の余韻を匂わす様なほんのり赤く染まった顔を俺の胸に押し付けて、智くんが可愛く謝った
「ん〜…ごめぇ〜ん///」
そのまま、子猫の様に、顔をスリスリ擦りつける
(むぉおお…可愛過ぎやろがっ!!!////)
俺は俺の可愛い子猫ちゃんの頭をガシッと抱きしめた
「良いんだ…ちゃんと帰って来てくれて、こうして…」
「んっ…///」
抱きしめた頭をクイッと上げて、その艶めく唇に吸いつく
「……こうして、また君を思い切り愛せたから」