第9章 ハッピーウエディング、の巻
Σなな、何言ってるの?!
「変な訳無いでしょうがっ!
こんな綺麗な花嫁さん俺見たコト無いよっ!!
智くんは世界、いや宇宙一綺麗で可愛い花嫁さんだよっ!!!」
「ぁりがと////」
「あぁあ〜、さぁとしくぅう〜〜ん!!
俺、こんな素敵なお嫁さん貰えて幸せだぁあ〜〜〜!!!(号泣)」
感極まって、俺、号泣
「あぁ、もう…翔くんったら、泣いちゃダメでしょ?
折角の衣装が…アレ?もう汚れてる??」
智くんが俺の鼻を拭きながら首を傾げた
「…さっき、皆さんに蹴散らされたもので」
「え?」
不思議そうに首を傾げる智くんの、その首を飾った真珠のチョーカーが、控えめな輝きを放った
同じ輝きを放つイヤリングにそっと触れて、囁く
「愛してる…今、俺の胸の中、智くんを愛してるって気持ちで溢れかえってるよ」
「ありがとう翔くん…僕も……溢れた想いで溺れそうな位、愛してる」
「…智」
「…翔」
しっかりと抱き合って、見つめ合う
「…今日は呼び捨てにしても照れないの?」
可愛く照れる君が見たくて、ちょっと意地悪を言ってみると
智くんがうっとりした顔で答えた
「…うん、だって僕……今、心を貴方に抱かれてる///」
「/////」
…やっぱり智くんの方が一枚上手でした///