第9章 ハッピーウエディング、の巻
「あ〜、今日は楽しかったぁ///」
ブライダルショップを出て、相葉くんのお店に向かう道の途中で、智くんが珍しく興奮した様な声を出した
「そう?良かったね」
「うん。あんなに沢山色んなの着せてもらって…
ついでに借りないのにカクテルドレスまで試着させてもらっちゃってさぁ…夢みたい///」
「ふふ、智くんが嬉しそうで、俺も嬉しいよ…でも、本当に良かったの?」
「良かったって、何が?」
俺は智くんと繋いだ手をニギニギした
「だから、ウエディングドレス
結局初めに俺が選んだのにしたでしょ?一回しか試着してないのに」
「…最初から決めてたんだ…翔くんが選んだの着ようって」
「…え?」
智くんは恥ずかしそうに俯くと、小さな声で言った
「…だって、翔くんの為に着るんだもん///」
「………さっ…ささっ……智くぅう〜〜んっ!!////」
(俺、超絶幸せですっ!!!)
俺は思わず公道に居る事を忘れて智くんを抱きしめた
「智くん、愛してるよ!一緒に幸せになろうねっ!!」
「う、うん////」
智くんは俺に抱き潰されて、ちょっとバツの悪そうな顔をしたものの、そのまま俺の腰に腕を回した