第9章 ハッピーウエディング、の巻
「…ど、どうかな?おかしくない?///」
智くんは言いながら、お姫様宜しく裾を摘んで、ゆっくりと一周してみせた
「…………き」
「き?」
「…………きき」
「…きき??」
「綺麗だぁあーーーーーーっ!!!(号泣)」
「しょ、翔くんちょっと////」
俺は感極まって智くんに抱きついた
「だ、ダメだよ翔くん!これ借り物なんだから(汗)」
「だって、だって……智くんが綺麗すぎるっ!素敵過ぎるぅうっ!!(号泣)」
「もぉ…今からそんなで、どうするの?///」
優しく俺の体を引き離しながら、智くんが恥ずかしそうに笑った
「仲がとてもよろしいんですね(笑)」
お姉さんがすくすく笑って言った
「はい!とってもよろしいですっ!!(泣)」
「翔くんったら////」
「ずずっ…ざどじぐん、ぜっがぐだがら、ぼがどぼぎだら?」
「ん?他の着てみたらって?」
智くんがお姉さんから受け取ったティシュで俺の鼻水を拭きながら首を傾げた