第9章 ハッピーウエディング、の巻
「アンタがヘラヘラ一人歩きするより全然危なくありませんって」
「なんだよヘラヘラって!」
「ところ構わずヘラヘラ愛想を振りまいてるでしょアンタ。
それで世の中の男共をどれだけ惑わせてると思ってるんですか?」
「オカシナコト言わないでよ、もぅ///」
(いいや、智くん…こればっかりはニノの言う通りだから(苦笑))
で。
智くんはどうしても心配だとか言ってニノを自宅まで送って行くと言っていたけど、ニノが
「じゃあその後アンタを俺が家まで送りますよ?
そしたら永遠に終わりませんけど?」
って言ったので、渋々諦めてマンションのエントランスまで見送って帰って来た
「…ニノ平気かな?もう夜遅いのにな…」
「大丈夫だよ、どんなに可愛くてもニノだって一応成人男子なんだから(笑)」
「でもでも!
暗かったら可愛い女の子に見えるんじゃない?ねぇ、今からでも行った方が良くない?」
「大丈夫だってば」
「でもぉ///」
「こら!」
俺は何時までもニノの心配ばかりする可愛い妻のほっぺを摘んだ