• テキストサイズ

Stay Gold〜翔と智のラブラブ新婚日記

第8章 智くんのお父さん、の巻





お父さんに手紙と指輪を貰って、僕は本当に嬉しかった

だけど、同時に思ってしまったんだ


本当に大事だって想う人は、みんなあっという間に死んでしまう

僕の愛した人は……僕を、愛してくれた人は……


……みんな、先に死んでいってしまう


僕はそれが怖くて



「……」



翔くんと別れる事なんて、絶対に出来ない

だけど僕はもう、愛する人に先に逝かれるのはどうしても嫌だった



(…もう嫌だよ…もう、耐えられない…どうか、どうかお願いだから…)



僕は、拗ねてやるなんてカワイイ事を言う翔くんの胸に深く抱きついた



(一日でもいい…一時間だっていい)



「……翔くん、お願いがあるんだけど」

「ん?なに?」



(どうか、お願いだから…)



「……僕より先に、死なないでね?」



翔くんは一瞬驚いた顔をして、スグに泣きそうな顔になった



「な、何でそんなこと言うの!?」

「…だって」

「死ねる訳無いでしょが!!」

「…え?」



翔くんは息が出来ない位に強く僕を抱きしめた




「こんなに可愛い愛する智くんを措いて、死ねる訳ないでしょがぁーーっ!!////」

「…翔くん///」

「俺はしにましぇーーん!!!////」

「…////」



僕は、それこそもう一息で僕死んじゃうかも?って思う位翔くんに抱きしめられながら


言葉に出来ない程の幸せを感じていた



/ 1714ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp