第8章 智くんのお父さん、の巻
「そりゃ、永遠でしょう!」
「えぇ〜?永久に、じゃないの?」
「だって俺は永遠に智くんを愛してるっ!!」
「僕だって永久に翔くんを愛してるぅ!!」
「俺はずぅ〜っとずぅ〜っと永遠に愛してるぅ〜♡」
「僕だってずぅ〜っとずぅ〜っとずぅう〜〜っと…」
………以下同文(笑)
結局、話の途中で何時のも愛してる合戦に移行してしまい
遺産相続の話しは中途半端なままで終わってしまった
遺産相続なんて、ちゃちゃっと放棄の手続きを済ませてしまったら良いんだとか
その時の俺達は、さほどその問題を重く考えてはいなかった
だけど、それはそんなに簡単に済ませられるレベルの問題ではなかったと
俺と智くんは、後日嫌と言うほど味わう羽目になった