第7章 思い出の別荘、の巻
何時もならココでニノの激しい突っ込みが入るトコなんだけど
本人も言っている通り、飽きて…と言うか、呆れてしまったらしい
「もう、俺部屋戻るわ…じゃ、また明日ね、大野くんお休みなさい」
「はぁ〜い!お休みぃ、ニノぉ♪」
「こらぁ〜ニノぉ〜!俺にもお休みを言えぇ〜!!」
ニノは俺をキレイにスルーして相葉くんを見た
「…雅紀は?まだいる?」
「くぉらぁ〜!無視すんなよぉ〜!!」
「ニノが戻るなら俺も戻るよ」
「あそ、じゃあね、大野くん」
「うん!また明日ぁ〜♪」
「無視すんなよぉ〜〜!!」
ニノは俺の抗議を無視して智くんに手を振ると、さっさとリビングを出て行ってしまった
「じゃあ、お休み、おーのくんに、櫻井くん」
「「おやすみぃ〜!」」
「ふふ、ホント、仲良しさんだねぇ」
ニノに続いて相葉くんが部屋を出て行ったので、広いリビングには俺と智くんの二人だけになった
「…はぁ…僕ぅ、飲み過ぎだよねぇ…」
智くんがきゅっと、俺に抱きついた
「そうだね、ちょっとね?」
「…解ってるよぉ……解ってる…もん」
「…智くん?」
智くんが俺の胸に顔を押し付けた
「……翔くん…僕、どうしたら、潤くんのコト忘れられるのかな」
「…え?」
智くんの顔が押し付けられた辺りが、ジワリと熱くなった