第7章 思い出の別荘、の巻
「ただいまー…って、まだ寝てるかな?」
両手にいっぱいの荷物抱えて別荘に戻った俺は
玄関先にそれを放り投げて、真っ先に寝室に向かった
「智く—ん…って、あり?」
居ないな…
「起きたのかな?じゃあ、リビングに…」
「しょぉおくぅうーーんっ!!///」
「Σえっ!?」
寝室に居ないなら、起きてリビングに行ったのだろうかと思い
部屋を出ようとした振り向き様に、突然智くんが飛びついて来た
「Σうぉわっ!!」
「きゃっ!!///」
そのままバランスを失って床に倒れる
「…痛てて…智くん大丈夫?どうしたの?」
「…ふ…ふぇっ……ふぇえ〜ん///」
「なっ…さ、智くん!?
どしたの?何処かぶつけた!?痛い?痛いの??」
「ぅわ〜ん…しょおくんの、ばかぁ〜!!///」
「Σえぇ!?(汗)」
おおお俺!?
な、な、なんかしたっけ!??
「えぐっ…なんでっ…
…置いてっ…ちゃったのぉ…
…ふぇっ…僕っ…一人でっ…
…寂しかっ…たんだからぁ///」
「…え?」
顔を真っ赤にして泣きじゃくりながら、智くんは俺の胸に顔を擦り付けた