第7章 思い出の別荘、の巻
買い物袋をぶら下げて車に戻る
俺は荷物と一緒に後部座席に乗り込みながら言った
「じゃあ相葉くん、帰りの運転ヨロシクね!」
「OK!櫻井くん♪」
行きは俺が運転したので、今度は相葉くんが運転を担当
ニノは、行きも帰りも助手席キープ
理由は
「俺、山道苦手。酔うし」
だ、そうだ(笑)
ちょっと暗くなって来た山道を別荘に向かって、三人を乗せた車が登って行く
(智くん起きたかな?
今頃寂しがってるかもな……早く会いたいなぁ)
そして早く智くんの手料理を食べたい♡(←笑)
「ところでニノって料理すんの?」
「…たまにね、雅紀が家に居る時はするよ」
「そうなんだ?」
「ニノの料理は、最高においしいよ!!」
そう高らかに宣言する相葉くんの台詞を聞いて、ニノが真っ赤になった
「///大野くん程じゃないよ」
「まあ、そうだね!」
「……(怒)」
あ、相葉くん…其処は否定するトコなんじゃ…(汗)
「でもね、たしかに腕はおーのくんのが上だけどさ
俺への愛がたっぷり入ってるから、特別オイシイんだよ!」
「///入ってねぇよ、そんなもん」
ニノ…また赤くなってるし(笑)
「またまたぁ!“愛情たっぷりのお料理の後は、ぼくを召し上がれ♡”みたいな!」
「んなこと言ったコトねぇし」