第43章 我が家にヤツがやってきた!、の巻
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「え〜っと、犬用のシャンプー犬用のシャンプー……って、これだな」
浴室へ入った俺は、早速(恐らくはニノが用意したのであろう)犬用のシャンプーを手に取った
俺に大人しく抱っこされている空は、不思議そうな顔をして、ふんふんと鼻を鳴らしながら俺の手に握られたシャンプーの匂いを嗅いでいる
その姿が、これまた智くんほどでは無いものの、くそ可愛い。(←一々智くんほどでは無い言わんでもええがな)
「気になるか?
これはなぁ、シャンプーだよ〜?
お、見ろよ空、リンスインだってさ〜、すごいなぁ〜」
「くぅ〜ん?」
「そ、お前のシャンプーだよ〜?
よし、んじゃあ先ずはシャワーで流しますかな♡」(←語尾にハートマーク付いてますけど。(笑))
俺は言いながら一旦シャンプーを戻して、シャワーのコックを握った
シャワーの温度を温めに設定してから、お湯を自分の手に当てて出しあんばいを見る
「よしよし、こんなもんかな……空、怖いのか?」
お湯を出しながら、シャワーからお湯が噴出されるのを見て若干引け腰になっている空の顔を覗き込むと
空が不安そうな顔を上げて俺を見た
「きゅ〜、きゅ〜、きゅ〜ん///」(←ちょっと怖いらしい)
「大丈夫だよ、ちゃんと抱っこしててやるからな?」(←ちょー甘い顔しちょります(笑))
俺は空をしっかりと抱き締めると、怖がらせない様にケツの方からゆっくりお湯をかけてやった
「Σきゃんっ!?///」(←でもちょっとびっくりしちゃったらしい)
「大丈夫大丈夫、ほら、きもちいいだろ〜?」(←てか、原型を止めない程にデレた顔してます(笑))
「んきゅ〜っ///」(←ちょっとぷるぷるしながらも我慢ている)
「ははは、よしよし、イイコでしゅね〜♡」(←ついに赤ちゃん言葉が(笑))
最初はちょっとビビって怖がっていたものの、空はお湯の感覚にすぐに慣れたらしく
その内に気持ちよさげに目をつむって、俺のされるがままになっていた
「よぉ〜し、お利口だったなぁ、空♡」
「〜〜っ!!」(←お湯が止まったところで思いきりブルブルした)
「Σわっ!!
あははは、なんだこいつぅ、やめろや〜♡」(←て言うかデレデレっすね)
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