第43章 我が家にヤツがやってきた!、の巻
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(どうして解ってくんないかなぁ(泣)
まあ、そんなとこも可愛いから好きなんだけどね…)←結局ね(笑)
とか思いつつ、更に言う
「いや、だからね、二人だけで戯れながら入りたいなぁって思いましてね?」
俺がそう言うと、智くんは可愛く「ああ」とか言って笑い
何故だか俺の腕に空を押し付けた
「そっか〜、翔くん空ちゃんとお風呂に入りたかったんだね〜
そりゃそうだよね〜
翔くん昼間はお仕事で空ちゃんと一緒に居れなかったから、二人きりで仲良くしたいよね〜♡」(←だからそうでなく)
「え゙?(汗)」(←そしていきなり空を押し付けられて戸惑う撫でぃ)
「じゃあ空ちゃん洗い終わったら呼んでね♡
あ、ちゃんとお風呂場に犬用のシャンプーが用意してあるからそれ使ってね〜♡」(←言いながら旦那を風呂場に追い込む(笑)さとち)
「Σええっ!?(汗)」(←そのまま風呂場にくうたんと共に押し込まれる撫でぃ)
—バタン(←そして脱衣場の扉が閉まる的な)
「…………な、なんでこーなるんだ。(泣)」
「きゅ〜ん?」
「…………」
自分を抱いたまま項垂れる俺を不思議そうに見上げる空
智くんほどでは無いが、うるうるした上目使いがちょー可愛い。(←笑)
「し、仕方無い…取り合えず、風呂に入るか、空///」(←本当に仕方無いと思ってます?)
「くぅ〜??」
「…て言うか、一緒に入るのは良いけど犬ってどーやって洗うんだ?」
俺は首を捻りながら空を一先ず床に下ろして服を脱ぐと
脱衣場から智くんを呼んだ
「さ〜としくぅ〜ん!」
「ん〜?なぁに〜?」
「犬ってどやって洗えばいいの〜?」
「普通だよ〜、お湯で軽く流してからシャンプーすんの〜
耳の中にお湯が入らない様に気を付けて温めのお湯で洗ってあげてね〜」(←どうやらわんこから洗い方のレクチャーを受けていたらしい)
「おっけ〜解った〜」
俺は、智くんから犬の洗い方を聞くと
未だぽかんとしている空を抱き抱え、そのまま浴室へ入った
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