第42章 アブナイ同窓会、の巻
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それを聞いて、ニノの顔がぽっと真っ赤に染まる
「…………ばぁか/////」
「うん、解ってるよニノ………俺も、愛してる」
「………俺もって何だよ、俺も、って////」
ニノは真っ赤な顔のままブツブツ言うと
俺の胸に顔をうずめた
「まあ、兎に角……本当にニノが無事で良かったよ(笑)」
「…………明日、謝りに行く///」
「ん?」
俺が、繰り返しニノが無事で良かったって言ったら、ニノが消え入りそうな小さな声でボソボソ話し始めた
「……そもそも、あいつがあんな風に俺のこと逆恨みしたのは、俺がちゃんとしたサヨナラを出来なかったからだもんな…
…だから、あの時俺がどんな気持ちであいつんちから逃げ帰って、どうしてそのまま自然消滅させちゃったのか…
…ちゃんと話して、ちゃんと謝る///」
「そっか、エラいねニノ………ご褒美に、いっぱい可愛がってあげるね♡」(←笑)
「わっ////」
俺は可愛い恋人を両腕に抱き上げると、そのまま寝室へ向かった
ニノは、ちょっとだけヤメロヤとか言っていたけど、珍しく無抵抗で寝室に運ばれた
「………ニノ、愛してるよ」
ベッドに横たえた愛しい恋人に愛を囁きながらキスをして、服を脱がせて行く
「……俺も……
……俺には、最初からずっと……
……お前、だけだから////」
俺のされるがままになったニノが
ため息混じりに呟く
「うん、俺もニノだけ♡」
「……散々遊んでたヤツが何言ってんだバカ」(←ちょっと機嫌が斜めった)
「だから、今はニノだけ♡」(←急いで訂正)
「……今は?」(←まだご不満な模様)
「今も、これから先もずっと、ニノだけ♡」(←更に訂正)
「……///」(←嬉しい(笑))
こうして、愛を囁きあい、その愛をカラダで確かめ合って過ごした翌日
一緒に行こうか?って言う俺に
ニノは
「自分のケツは自分独りで拭く。」
と、男前に宣言して
斉藤くんが入院している病院へ出掛けて行った
※さっきから「斉藤くん」言ってますが、正しくは「佐藤くん」です。(笑)
by作者
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