第42章 アブナイ同窓会、の巻
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「………ふぅん、なる程ねぇ」
潤くんは、僕から昨日のことを聞き終わると、唸りながらランチのパスタを一口頬張った
「ね、どう思う?
やっぱちょっとイヤな感じだって言うか……危なそうでしょ?」
「まあ、そうだな」
そう言って頷くと、潤くんが難しい顔して続けて言った
「何だか、昔のあいつとイメージが違う気がするな
大学とか会社とかで何かあったのか……ニノと別れたのが余程ショックだったのか
兎に角、ちょっと普通な感じではないな」
「でしょう?……なんか、心配なんだよねぇ///」
「そんなに心配なら、お前も同窓会に参加したらどうだ?」
ちっとも進まないパスタをフォークでつんつんしながら僕がため息をつくのを見て、潤くんが言った
「でも僕、ハガキもらってないし///」
「そんなもん要らないさ
智がサプライズゲストで来たら盛り上がるぜ?
うん、それが良いな、そうしよう」
潤くんはそう言って独りで納得すると、何処かに電話を掛け始めた