第41章 にの、青春の青い思い出!?、の巻
.
(翔くんってば、僕は真面目に佐藤くんのこと心配して言ったのに///)
ニノの元彼のことをどう思ったかを翔くんに訊かれて
僕は、彼を見た時の感想を素直に答えた
そして、彼の中に僕が嘗て抱えていたモノを見つけた事を言って
彼にも、僕にとっての翔くんみたいな人が現れたら良いのにって言ったら
全く不真面目な返事が返ってきた
それで、翔くんてば僕は真面目に言ってるのにと思って、ちょっとプンプンしたら
何故だか興奮してしまった翔くんに、また抱き潰されてしまった
(…ああ言う風に卑屈になっちゃってると、何をしても考えが悪い方へ悪い方へって向かっちゃうんだよね…)
僕は、智くんが素敵すぎでプンプンで可愛いとか、良く解らない事を叫ぶ(笑)翔くんにぎゅうぎゅう抱きしめられながら
佐藤くんが帰り際に言った捨て台詞を思い出していた
(ニノ本人のことは兎も角、相葉ちゃんの悪口を広められたら、ニノ、イヤだろうな…)
もしもニノが同窓会に行かなかったら、ニノのことや相葉ちゃんの事をあること無いこと言い触らすと彼は言っていた
ニノ自身の事は、多分、何を言い触らされても
「はあ?何そんな事信じてんのお前ら、ばっかじゃないの」
とか言って、きっとニノは気にも止めないだろう
だけど、相葉ちゃんの事を悪く言われたりしたら…
「…………(佐藤くんの)命が危ういかも。」(←そっちの心配ですか(笑))
「Σんがっ!!ごごごめん智くん!!!(汗)(汗)」
僕がニノの逆鱗に触れた時の佐藤くんの身を案じて呟いたら
なんだか勘違いをしたらしい翔くんが、慌てて僕のカラダを離した
「Σいい、痛かったの!?どっか痛かったりしたの!!?それとも苦しかった!!?大丈夫ッ!!??////」
「大丈夫だよ」
「Σ本当にっ!?だっていい命の危機を感じてたんじゃないのっ!!?」
「大丈夫だったら(笑)」
僕は、完全にパニックに陥っている可愛い旦那様に、きゅっと抱き付いた
「全然そんな事ないけど、もし万が一翔くんに抱き潰されて死んじゃったりとかしても、翔くんの腕の中で死ねるなら本望だよ♡」
.