第41章 にの、青春の青い思い出!?、の巻
「ニノも大変そうだったけどさぁ
潤くんは潤くんで、校門のトコに近所の女子高の子達が待ち構えてて
潤くんってば『このまま正門から出たら着ぐるみ剥がされる!』
とか言って、裏の職員の通用口から出るから僕に案内してくれって言って…」
僕がそこまで言うと
ニノが何だか悪い顔をして笑いながら話しに乗ってきた
「で、大野くんを裏に連れ込んで悪さしようとしたのを俺が邪魔してやったんすよね(笑)」
「そうそう(笑)」
「……………悪さ?」
ニノが“悪さ”なんて言うのを聞いて、翔くんの顔が曇る
(あ、まずい……また変なヤキモチ妬いちゃうかな?)
…と、思ったので
僕は翔くんの呟きが聞こえなかったフリ(笑)をして昔話を続けた
「楽しかったよねぇ、なんかわちゃわちゃしててさ(笑)」(←て言うかその話を止めたら良いのでは?)
「まあねぇ、青春してましたよね、何気に(笑)」(←勿論わんこはハナから撫でぃを無視)
「……………悪さって、なに?」(←でも負けじと食い下がる撫でぃ)
「あ、そう言えば同窓会のハガキが来てた気がすんなぁ
まだちゃんと見てないけど」
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