第40章 家族の肖像、の巻
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「………ぅん///」
「だから、いつかきっと……どんな形でか解らないけど
きっと、きっと逢えるから……だからもう、何も思い悩むことなんか無いよ
何があっても、俺が傍にいるから…ね?」
「……うん……うん、ありがとう、翔くん///」
「…………しっかし、ひでぇ女だな」
翔くんは、僕の頭を優しく撫でながら
渋い声でブツブツと呟いた
「何が悪魔だよ全く
俺の智くんは天使なんだぞ?その天使が身ごもったんだから赤ちゃんも天使に決まってんじゃんかよ(怒)
ニノじゃないけどやっぱ草の根を掻き分けてでもひっ捕まえて口に手ぇ突っ込んで奥歯をガタガタ言わせてやんなきゃ気が済まねぇよな(怒)」(←多分口に出して言っている意識はない)
「……………(汗)」(←ちょっと引いてたり)
僕は、なんだかちょっと怖いことを言う翔くんにムギュっと抱き付いて
その顔を覗き込んだ
「………仕返ししてやろうなんて、思わないでね?///」
「え…?」
翔くんが、ちょっと驚いたような顔をして僕をみる
僕は、そんな翔くんの胸に顔を埋めて言った
「………そんなコトしたって、僕らの赤ちゃんは生き返らないんだもの
それに
仕返しなんかしたらそれこそ、あの人と同じになっちゃう……そんなの、嫌だ」
「………智くん」
「それにね?」
僕は、言いながら顔を上げると
そっと愛する旦那様の唇にキスをした
「……本当に神様が居るのだとしたら
必ずあの人に天罰を与えて下さると思うから」
「……そっか……そうだね」
「うん」
「んじゃ、俺は智くんに、俺の尽きない愛を与えちゃおっかな♡」
「うん////」
翔くんは、照れながら返事をする僕を見て「可愛いなぁ」って言って笑うと
中途半端に肌けた服を僕の体から全部取り去った
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