第7章 思い出の別荘、の巻
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ゴメンね、翔くん
え?智くんどうしたの、イキナリ?
あのね、本当はね、コノ別荘に来たの、ニノとじゃないんだ
そう
…ゴメンなさい
なんで、謝るの?
…翔くん、怒らない?
俺、智くんに怒った事、一回もないよ?
…嫌いにならない?
俺、智くん嫌いになる自信ない
…あのね…本当はね…
「……ん〜…ん?」
朝、眼が覚めるとごっついゴージャスな天蓋が眼に入った
(あ、そうかニノの別荘だったっけ)
隣には、すやすや眠る可愛い君
(ふふ、コレは何時もと一緒///)
ゴロンと向きを変えて、智くんを抱きしめる
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