第39章 let's クリスマスパーティー!、の巻
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「こんちわ、お初にお目にかかります櫻井さん
私は、松本社長行き着けのレストランのシェフで、松岡と申します
いや、お連れの大野さんとも古い馴染みでしてね
一昔前は、それこそ郊外の別荘地まで呼ばれて、社長と大野さんの為だけに腕を振るったりしたもんですよ(笑)」
何だって?郊外の別荘地??
…智さんと松本さんって…
「やだぁ、松岡さんってばやめてよぅ///」
って、いやいや
智さん、顔、めっちゃ真っ赤でっせ。(←何故関西弁)
「はははは(笑)
松岡くん、その話は無しでお願いするよ」
とか言って社長、顔が得意気っすけど?
智さんと松本さんってやっぱり昔なんかあったんですか?
「………ざどじぐん(泣)」
…兄ちゃん、良い歳して泣きながら鼻水垂らすなよ
「Σんをっ!!これめっちゃうまいでゆーこりんっ!!!」
って、コラ村上
勝手に食い始めんな!(←呼び捨て(笑))
「おー!!ホントに美味いな!!
お兄ちゃん、コレもう一丁くれっ!!」
って親父も!追加注文すんなや!!
「あら、本当に美味しいわ
お兄さんこれ、お出汁は何を使ってるの?」
か、母さんまで…
「やはりアレじゃないですか、昨今話題になっている、アゴ出汁を使っているんじゃないでしょうか」
シゲル、ヌルッと会話に参加すんなよ
びっくりするわ
「なんか、乾杯する前に始まっちゃったみたいだねぇ
んね、乾杯くらいしたかったよね、翔く………」
「ふがっ?」(←既にハムスター状態な撫で旦那)
「………なんでもない。」(←何かを諦めた嫁)
…………なんかもう、めちゃくちゃだな。
なんて思いつつ、自分も料理を摘んでいたら(←結局ね(笑))
松本さんが超絶男前に宣言した
「ああ、勿論このデリは私が勝手に呼んだのですから、お代は頂きませんからね
遠慮なさらず、どんどん召し上がって下さい」
一堂「「「はーい!!」」」(←俄然食べるスピードが増した皆様(笑))
…こうして
お行儀の悪い面々が勝手に料理を食い始めたが為に
いきなりパーティーは幕を開けたのだった。(←そう言うアナタも食ってましたがな)
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