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Stay Gold〜翔と智のラブラブ新婚日記

第39章 let's クリスマスパーティー!、の巻


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「いや、しかし…」

「わたくしはさとしを連れて実家でのんびりさせて頂きますから

それに、お父様もお母様も、毎年さとしが来るのを山盛りのプレゼントを用意して待ってるんですもの

行かない訳にはいかないわ(笑)」



そう言って屈託なく笑う奥さん

でも、潤くんは何だか納得が行かないようで渋い顔をしたまま言った



「しかしな、それなら俺もお前の実家に…」

「ダメよ、二人とも貴方は来ないものだと思ってるんですから」



悪戯っぽく笑いながらダメだと言う奥さん

そんな奥さんに、潤くんが甘く微笑みながら反論した



「ダメな事はないだろ?」

「ダメなの!貴方の居ない所で、お母様に貴方の愚痴を聞いてもらうんですから」

「何だって?(笑)」



“愚痴を聞いてもらう”なんて聞いても、潤くんは嫌な顔をせずに相変わらず甘い顔で笑っている

その笑顔は寧ろ、奥さんがそんな風に言うのを喜んで居る様にも見えた


それが解っているのか

奥さんは、嬉しそうにニコニコと笑いながら、繋いだ手の上に、繋いでいない方の手を重ねて言った



「ふふふ……ですから、貴方はお友達と楽しんでらして?

家族でクリスマスは、イヴにお祝いすれば良いんですもの」



(なんか…仲が良さそうだなぁ、潤くんと奥さん)



奥さんと初めて会って

最初はちょっと気まずいと言うか、正直複雑な気持ちだったのだけれど


仲の良さそうな二人の姿を見ていたら、何だか嬉しくなってしまって


僕は、ニコニコと笑いながらぎゅうっと翔くんの腰に抱き付いた



「どうかな、松本くん…来れる?」



自分に抱き付く僕の肩を、相変わらず優しく抱きながら、翔くんが言う

それを聞いて、奥さんが返事を促す様に潤くんに向かって頷いた



「…じゃあ、長居は出来ないとは思うけど、ちょっと顔を出させて頂くよ」

「そう?んじゃあ後で詳しい時間とかをメールで送るね!」

「ああ、ありがとう櫻井くん

じゃあ、またな智」

「うん。

奥さんも、お身体お大事になさって下さい」

「有り難う御座います」



それから、潤くんはもう一度僕らに挨拶をすると

奥さんの手を引いて去って行った



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