第39章 let's クリスマスパーティー!、の巻
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「ちゃんと選ばせてよ(苦笑)」
「いや、十分ちゃんと選んでるよ!
智くんが欲しいって思ったもんを贈れば良いんだからさ
もらって嬉しいもんが送って喜ばれるものだって、お歳暮のCMかなんかでも言ってたし!!」
「……僕、シル◯ニアファミリーが欲しいなんて一言も言ってませんけど///」(←本当は欲しいんだけどね(笑))
「あ、そうだっけ?」(←多分、可愛い嫁から醸し出されていた“コレ可愛いな欲しいな”オーラを読み取ったものと思われます(笑))
「……ま、いっか///」
智くんはそう言ってちょっと恥ずかしそうに笑うと
うさちゃんとりすさんが入っているセットの箱を手に取った
「じゃ、コレにする///」
「よし、決まりね♪
あ、智くん自分のは要らないの?」
「い、要らないってば////」(←本当は欲しいだけど大人なんで(笑))
「そう?……んじゃ、レジに並びますか」
「うん////」
俺は、恥ずかしそうに頬を赤く染めている智くんを後ろから抱き締めた状態で、そのままレジに向かい
おもちゃを買い求める為の長い列の最後尾に並んだ
「すんごい人だねぇ」
人が多い場所が苦手な智くんが、俺の腕の中で渋い顔をする
俺はそんな智くんの肩に顎を乗せて言った
「それ買ったら、ちょっとお茶して休もうか?」
「うん
…でも、喫茶店も混んでそうだけどね(苦笑)」
「まあねぇ…どこもかしこも人だらけだしなぁ(笑)」
「…ね。(苦笑)」