第39章 let's クリスマスパーティー!、の巻
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本日は、土曜日
来週にクリスマスを控えた週末の街角は、人で溢れかえっている
俺と智くんはそんな中、近所のデパートに居た
クリスマス間近な週末のデパートは、街中と同様に、クリスマスプレゼントを買い求める人達でごった返していたのだが
俺と智くんはその人混みをかき分けて、おもちゃ売場へ来ていた
他の売り場はさることながら、おもちゃ売場の混雑ぶりは半端なく
俺は愛しの妻とはぐれぬようにと、その綺麗な手をしっかりと握りしめて
ついでに可愛い嫁にその辺の野郎共が不用意に近付かない様に目を光らせていた
一方、智くんは
来るクリスマスパーティー(in俺の実家)に備えて、可愛い姪っ子にクリスマスプレゼントを買い求めるべく、山積みになったおもちゃ達とにらめっこして
どれにしようかと真剣に選んでいた
「ねぇ、翔くん
七海ちゃんってさ、何才だっけか?」
「え〜っと…確か、誕生日過ぎたんだから3歳じゃなかったかなぁ」
「3歳かぁ……じゃあ、おままごとセットとかはまだ早いかなぁ?」
智くんはそう言うと
俺と繋いでいるのと逆の手を顎に当てて、可愛く小首を傾げた