第7章 思い出の別荘、の巻
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「智くん…どうしたのかな」
ニノと相葉くんに、買い出しに行かない事を伝えた後
俺は智くんの居るリビングには戻らずに、玄関の辺りを行ったり来たりしていた
智くんはココに着いてから、何か元気が無いし、急に物想いに耽ったりして…どうも、おかしい
「ここで、何かあったのかな?」
ニノと何かあったとは思いにくいし…他に思い当たる人物と言えば…
「…あれかな、前に一緒に来たのってニノじゃなくて、松本くんなのかな?」
だとしたら…智くん的には、そうゆうのって、どうなんだ?
「俺に悪いと思って…気まずいとか?」
う〜ん…気まずくて、物想いに耽るか?
「…まさか、松本くんとの事をあれこれ思い出して、“やっぱり、潤くんの方がヨカッタなぁ”なんて……」
Σままま、まさかっ!!
「捨てないでぇーーーっ!!!(泣)」
「…どうしたの?」
「え゙っ!?」
振り向くと其処に、愛しのマイハニィー
「捨てないでって?何を??」
「い、いや、その……ね?」
「…??」
キョトン顔の智くん…きゃわいい///
…いや、そうじゃなくてっ!!
「いやほら…今日は、ペットボトルの日じゃなかったのになぁって!」
「???」
益々キョトン顔の智くん…そりゃ、そうか(苦笑)
「と、とにかく、戻ろう!ね?」
「……うん」
俺は、首を傾げる智くんの背中を押してリビングに戻った
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