第38章 忘却の彼方に…、の巻
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「きぃっ…(←声が裏返った)
ごほん(汗)…きき訊きたいこと?///」
「はぃ///」
智くんは恥ずかしそうに返事をすると、少しだけ顔を上げた
その可愛い上目遣いが、俺を捉える
「!!!///////」(←やっと目が合って感動して泣きそう(笑))
「あの、ですね……僕、今……絵って、描いてないんでしょうか?///」(←でも気付いてないらしい)
「ふぇえっ?」(←そしてまた声が裏返る(笑))
「ぷっ…////」
やっと智くんが俺と目を合わせてくれた事に感動して、智くんの言った事を聞きそびれた俺が、超絶間抜けな声を出すと
それを聞いた智くんが、口に手を添えて、可愛く吹き出した
「やだ、も……櫻井さんって、面白い////」
「!!!!/////」
間抜けな様子の俺を見て、初めてマトモに会話した時と同じように
俺の事を『面白い』と言う智くん
その事に感極まり、ぶわっと涙が溢れ出す
「Σえっ!?
さ、櫻井さんどうしたんですか!?////」