第7章 思い出の別荘、の巻
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「何で俺んちの別荘行くのに、俺にことわりを入れないんだ!?」
「まあまあニノ、そんなに怒んないの。まあ、怒ったニノも可愛くて好きだけど」
「お前に怒ってんだぞ雅紀!何ヘラヘラしてんだよっ(怒)」
ほどなくして、皆でニノの別荘を借りて旅行へ行く日がやって来た
その、ニノの別荘に向かう車の中
運転手は俺で、助手席には愛しの奥様
んで、後部座席にニノと相葉くんが座ってるんだけど、二人はさっきからずっとこの調子で喧嘩していた
(喧嘩というか、ニノが一方的に怒ってるって言うか(苦笑))
「ごめんね、ニノ…僕、ちゃんと言っておけば良かったね」
「大野くんが謝るコトないですよ。
どうせコイツが“ニノに言うと嫌だっていうから黙っててぇ〜”とか言ったんだろ(怒)」
さすが…ほぼ正解です(笑)
「イイじゃん、タノシイよ?皆でお泊まり」
「うるせぇっ!この相バカっ!!(怒)」
「…相バカ言うのヤメテ」
(本当に、この二人は、仲が良いんだか、悪いんだか…)
と、思っていたら、智くんがニコニコしながら言った
「本当に、ニノと相葉ちゃんは仲良しだねぇ」
智くん…今の会話の何処に仲良し要素が?
「仲良くねぇよ!」
「そお?だって、楽しそうだよ?」
「そうでしょ♪」
「だから、お前は黙っとけ雅紀(怒)」
「うふふ、仲良しさんなんだからぁ♪」
…いやいや、仲良くないでしょ(苦笑)
「…もう、いいよ」
けど
ニコニコ笑う智くんに負けて、言い返すのを止めたらしい
ニノは肩を竦めると、腕組みしてソッポを向いた
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