第35章 夢のあとのその先(後編)、の巻
その姿が、丁度門の陰になって見えなくなった事を確認してから
僕は素早く潤くんの方を向いて、チュッと軽く潤くんの頬にキスをした
「Σ智…?」
驚いて目を丸くする潤くん
僕は、まんまと悪戯が成功してクスクスと笑いながら言った
「うふふ、翔くんと仲良くしてくれたお礼♪」
「なっ///」
益々驚いて目を見張る潤くん
僕はなんだか楽しくなってしまって
潤くんの肉厚な唇を、指でするっとなぞった
「ココにはしてあげない
…ふふ、またね?潤くん♡」
「お前な…」
「バイバイ!」
僕はクスクスと笑ったまま
翔くんが待つ車へ向かって走って行った
「お待たせ」
「うん、もう良いの?」
「いい……くなぃ///」
「ん?……!!///」
何か忘れ物でもしたのかなって顔の翔くんに
ちゅうってちょっと長めのキスをして
僕は、にっこりと微笑んだ
「うふふ…もぅいいよ♡///」
「えへへ…じゃ、行こうか?///」
「うん♡」
そうして、僕らを乗せた車は、ゆっくりと発進して
僕らの愛の巣へ向けて走り出した
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