第2章 新婚な俺たち、の巻
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「わぁ、やるんだ!行きたいな」
翔くんに連れてって貰おうかな?
(たまには美術館デートもいいよね♪よし、今度のお休みに…ん?)
翔くんにメールしようと思ったら、メールの着信が
(あ、翔くんからだ♡)
<今度の土曜日に俺の弟妹に智くんを紹介しようと思うんだけど、いいかな?>
(翔くんの弟妹!
僕翔くんの家族に会うの初めて!嬉しいな///)
僕は急いで返信を書いた
<もちろんイイよ!早く会いたいな♡>
送信♡
(…はぁ、弟妹かぁ…ドキドキしちゃうなぁ///)
僕には、兄弟がいなかった
親も早くに亡くしてしまった僕は
近しい親戚もなく、言わば天涯孤独の身の上ってヤツだ
だからなのか、僕は甘えん坊だ(一応自覚があるの///)
誰かが傍に居てくれないと不安になる
だけど、翔くんと一緒になってから僕はちょこっとだけオトナになった
一人でいてもちゃんと我慢出来る
だって、翔くんが僕のコト想っていてくれる
何時も愛してくれてるって、感じるから
だから翔くんのコトを想っていれば、僕はちょこっとだけ寂しくない
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