第35章 夢のあとのその先(後編)、の巻
(………………って。)
「Σはっ!?
お、俺は智くん一筋ッスよっ!!しかも攻める方ですっ!!!」(←思い切り勘違う撫で旦那)
「…何の話だよ(苦笑)」
松本くんが、男前な眉を寄せて苦笑いする
(ん?
なんか違ったのか??)
首を傾げる俺を見て、松本くんが更に笑う
「はははは、本当に櫻井くんは面白いな(笑)」
「はぁ、そうっすかね……てかソレ、初めて会った時も言ってましたよね?」
「そうかな?覚えてないけど、実際面白いからな(笑)」
「そうっすか?
ああ、そうだ!
そう言えば一つ訊きたいことが…」(←まさか…)
「ん?何?」
「松本くんって、甲斐甲斐しくお世話されたい派ですか?したい派ですかっ!?///」(←やっぱり(笑))
「う〜ん……どちらかと言えば、面倒はみる方が好きかな?」(←ちゃんと真面目に答えてるし(笑))
「なぁんだ、そっか……じゃあ、智くんにもお世話はやかれたくないっすか?」(←だから訊くなよ)
「智?……あいつこそどっちかと言えば世話される方じゃないのか?」(←飼ってましたからね、昔。(笑))
「Σそうっすか!?逆じゃないっすか!!?」
「……ま、あんたらの場合は逆だろうな(笑)」
「でぇ〜すよねぇ〜(笑)」
「ははははは(笑)」
(あ〜……なんか
普通に良い感じじゃん(笑))
智くんを待つ間、ずっと松本くんと談笑していた俺は
松本くんとは、良い友達になれるって
そんな、ちょっと確信じみた思いを抱いていた
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