第35章 夢のあとのその先(後編)、の巻
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(よそでやれと言われても……何処に移動しよう?)←笑
一応、彼のお宅だし
松本くんがどうしてもよそでやってくれと言うなら場所を移動しようかな、なんて思っていたら(←て言うか止めないんすね(笑))
智くんがさっと俺の腕から抜け出して、難しい顔をして黙りこむ松本くんに、こそっと何やら耳打ちした
(…?)
智くんに耳打ちされて、キョトンとした顔をする松本くん
正に、鳩が豆鉄砲を食らったみたいな顔だ
…いや、見たことはないけども。
(何だろう?智くん何を言ったんだろう?
て言うか、そもそも何であんなに激しく擽られてたんだ??)
色んな疑問が湧き上がって悶々として来た俺の目の前で、智くんは松本くんに悪戯っぽく微笑んでみせると
俺の元へ戻って来て、腰の辺りにむにゅっと抱きついた
「しょおくんっ♪お昼何食べたい?」(←思い切り上目遣いしとります)
「んん〜…智くんっ!!///」(←さとちの上目遣いに色んな疑問と場所と状況を忘れる撫でぃ)
「んふっダメぇ〜!それは、お夕飯の、あ・と・で♡」(←てかお色気も全開(笑))
「えぇ〜?
じゃあオヤツに智くん!!///」(←完全デレらい(笑))
「もおっ!翔くんのえっちぃ♡」(←言わせたクセに(笑))
「……俺が居る事忘れて無い?」
またイチャイチャし始めた俺らを見て、松本くんがぽつりと呟くのが聞こえた
…いや、勿論俺だって
ここが松本くんのお宅だとか、その松本くんが目の前にいるとか
忘れている訳ではないのだけれど…
「んぢゃあ、食前食に、智くん♡」(←余りに嫁が可愛すぎて止められない(笑))
「いやぁ〜ん、ばかぁん♡」(←何時も以上に色っぽくクネクネしている)
「あぁ〜、可愛いっ!!もう、何時でも何処でもさとちきゅんっ♡♡」(←デレ過ぎて意味不明(笑))
「きゃあん、いっやぁん♡♡」(←この人は多分確信犯(笑))
…ちょっとだけ、忘れてるかも///
…がっつり忘れてるだろうに。─by作者。
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