第35章 夢のあとのその先(後編)、の巻
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(さっきはビックリしたなぁ
潤くんってば急に擽ってくるんだもん///)
僕は、翔くんと並んでソファーに腰掛けて、のんびりとテレビを見ながら
さっきの事を思い出して居た
(…でも、翔くん思ったよりもテンパらなかったなぁ)
翔くんが帰って来たので、こちょこちょ地獄(笑)から解放された訳なんだけど
本当は潤くんに擽られついる最中に翔くんが帰って来て
また翔くんがテンパっておかしくなっちゃうのではないかと焦ったんだけど
でも
実際にはそんなにおかしい事にはならず
結局何時ものアレに突入して終わった
(ちょっとずつだけど、僕のコト信じてくれて、あんまり過剰に心配しなくなってくれたのかなぁ?///)
そうだったら嬉しいけど
(……ただ単に、僕に対する興味が薄れただけだったら、嫌だなぁ///)
「智くんお腹空いたね!」
それだったら、過剰にヤキモチ妬かれる方が良いかも
なんてバカなコトを考えて居たら、翔くんが元気に空腹を訴えた
「……………」
(いっそ、沢山食べさせて太らせちゃったら、余所の人に誘惑されなくなって安全かな?)
僕は、そんなコトを思いながら
最近また出てきた翔くんのお腹を摘んだ
「ひゃっ!!///
な、なに?智くん」
急にお腹を摘まれた翔くんが、飛び上がって驚く
僕は、翔くんのお腹を摘んだまま、上目遣いに翔くんを見上げた
「ちょっと出てる」
それを聞いて、翔くんが慌てて言い訳をする
「こここれは筋肉だよ!幸せ太りってヤツ!!(汗)」
(幸せの筋肉太り(笑))
僕は、慌てる余りに良く解らないコトを言う可愛い旦那様のお腹をぷにぷにと弄った
「…かわいい♡」
「「え?」」
何故か声を揃えて驚く翔くんと潤くん
僕は、ニコニコ笑って翔くんのお腹をぷにぷにしながら言った
「大丈夫、お腹がぷにぷにでも翔くんは健康だから♡」
(そう、健康に太らせれば問題ない!(←笑))
カッコイい翔くんは勿論大好きだけど、僕はどんな翔くんだって愛せるんだから、太らせた方が安全(笑)だとか思ってそう言うと
翔くんが首を傾げながら言った
「な、何で解るの?」
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