第35章 夢のあとのその先(後編)、の巻
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「ただいまぁ〜っと………お、開いてる。」
相葉くんとニノをマンションに送り届けた後、速攻で松本邸に戻ると
高級住宅にしては不用心なコトに、玄関の戸が開いていた
(智くんが、俺がすぐに入れる様に開けといてくれたのかなぁ?)←多分そうです
首を傾げつつ玄関を上がってリビングへ向かう
そして、リビングの扉を開けて元気にただいまを言ったら…
「智くんただい……Σまぁあっ!?」
「あははは翔くんっ!!
にゃはははたすけてっ!!!///」
我が愛しの妻が、元彼に襲撃されていた。
(Σひぃーーーーッ!!!)←ムンクの叫び中
「智くんっ!!!今助けるよっ!!!(号泣)」
「そんな大袈裟な(苦笑)」
俺がなんとか気絶せずに(笑)そう言って愛しの妻の元へ駆け寄ると
不届きな元彼(←笑)は、妙に落ち着いて笑いながら妻の上から退いて、ソファーの端に座り直した
すると
自由の身になった智くんが、可愛く首をふりふりしながら俺に抱き付いて来た
「ぃやぁ〜ん翔くん!
くすぐったかったよぅ!!///」
「(あ、擽られてたんだ)あぁあ〜!!智くんっ!!俺が居なかったばっかりに!!!」(←擽られていたコトに気付いてなかったらしい)
俺は、単に襲われていたのではないコトに密かに安堵しながら
甘えて抱き付く愛妻を、しっかりと抱き締めた
「ぅう〜ん翔くぅん…くしゅぐったかったぁあ///」(←完璧甘えん坊スイッチON)
「はぁあ…智くん可哀想にっ!!」(←でもちょっと安心したんで落ち着いた(笑))
「あ〜んしょおくぅ〜ん♪」
「う〜んさとしくぅ〜ん♪」(←そして毎度お決まりのパターンに(笑))
一瞬我(と気)を失いそうになった俺だったが
何時ものアレで持ち直す
その様子を見て、松本くんがニノみたいな声を出した
「……よそでやってくんない?」(←要するに物凄く嫌そうな声(笑))
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