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Stay Gold〜翔と智のラブラブ新婚日記

第35章 夢のあとのその先(後編)、の巻





潤くんの顔を伺う様に俺がそう言うと、潤くんが濃い男前の眉の片方を上げて惚けた声を出した



「何がだよ」



(……無理しちゃってさ)



長年の付き合いだから

それが余裕の眉ピクなのか、強がりの眉ピクなのかなんて

俺にはすぐに解った


でも


それこそ長い付き合いだから

潤くんがしようとしている強がりを撤回したりなんかしないって事も


よく解っていた



「…大丈夫ならいいけどさ…

潤くんってまだ大野くんに未練たらたらだろ?」

「そんな事ないさ…大丈夫だよ」

「ふぅ〜ん」



俺は、潤くんの強がりに合わせておどけて笑いながら

一応、念の為に釘を刺した



「一夜限りぃ〜なんつって襲わないでよ?」

「…そんな事しねぇよ」



(あ、ちょっとしようかなとか思ったな、潤くんてば)



「バカなコトしない様に!」



もう一度そう言って念を押すと

潤くんは

「…解ってるって」

と言って

また、男前な眉をぴくりとさせた



(…懲りない男っすね、潤くんも(苦笑))



俺は、諦めの悪い友人を見ながら

やっぱ、俺がちゃんと見張ってなきゃなぁ


なんて

ちょっと思っていた




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